
K’s Cooking Studioへようこそ!!
K’sでカーズと読むクッキングスタジオ👨🍳
料理とお菓子作りが大好きな壱真が、料理の豆知識や作る際のポイントを交えながら紹介していくブログ上のクッキングスタジオです。
第2回でご紹介するのは、イギリスのイースターに食べられる伝統的なパン「ホットクロスバンズ」です。 さっそく一緒に作っていきましょう!!
実は見たことあるかも
スタジオツアー東京にも、今回のホットクロスバンズが展示されているのをご存じでしょうか?
魔法省エリアにある、Ministry Munchies(省内キオスク)にて販売されているパンやお菓子の展示がされています。
いつか、このワゴンで販売されている全商品を作ってみたいな……と考えています💭


イギリスの春はイースターから🌸
イギリスにとってイースターはクリスマスと同じくらい大事にされている行事です。
クリスマスは毎年12月25日と決まっていますが、イースターは、毎年日付が変わる移動祝日と呼ばれています。
イエス・キリストが死から復活を果たしたのが日曜日だったことから、イースターの日付は「春分の日以降、最初の満月を迎えたあとの日曜日」と決められています。1
ちなみに2025年は4月20日がイースターです。
ホットクロスバンズの作り方
そもそもホットクロスバンズとはどのようなパンなのでしょうか?
名前に”クロス“と入っているように
パンの表面に十字の飾りがあるのが特徴で、シナモンやドライフルーツが入っている菓子パンです。
この十字はキリストの受難を表すとされ、イギリスでは伝統的にイースター直前の金曜日、キリスト受難の日であるグッドフライデーに食べるお菓子なのだそう。2

また、グッドフライデーに焼いたパンは魔除けと幸運をもたらす力があるという伝説もあり、キリストの受難と死の記念日、グッドフライデーにホットクロスバンズを食べることで、”断食と節制のシーズンが終わりを告げる”とされています。
まさに、ホットクロスバンズを食べることそのものが、大切な伝統行事なのです。3
ここからはホットクロスバンズ作りに入っていきます!
今回は富澤商店の「基本のホットクロスバンズ」4を参考に作りましたので、詳細の材料・作り方の詳細はこちらのURLをご確認ください。
https://tomiz.com/recipe/pro/detail/20170321183943
今回作る上で代用した道具がありますので、ご紹介します。
ペストリースパイスミックス→シナモン
カレンズ・刻みオレンジピール→ラム酒漬けレーズン
良ければ作る際の参考にしてみてください。
パン作りのミソ
パン作りをする上で欠かせない工程・・・発酵
今回のレシピでも
4.ボウルに戻し、ラップをして35℃で60~90分程一次発酵。約2倍の大きさになるまで。
6.再度丸めて形を整え、型に均等に並べ、35℃で45分程二次発酵。
と書かれています。
発酵って大変そう・難しそう・発酵ができる機械なんて持ってないよ……と考えている方も多いかもしれません。
実は、手軽に発酵ができる方法があるんです!!
今回は、筆者が実際に使っているもの・やり方を紹介します✨
必要なもの
・100均一で手に入るタッパー
・コップとタッパーが一緒に入る大きさの発泡スチロールの保冷ボックス

1次発酵
生地をこねたボウルに35℃のぬるま湯を入れ、その中にタッパーを入れます。
ボウル+タッパーを発泡スチロールの保冷ボックスに入れ、あとは待つだけ

2次発酵
型に生地を詰め、先ほど同じように発泡スチロールの保冷ボックスに入れます。
今度はグラスに35℃のぬるま湯を入れ、ボックスの一緒に入れます。
あとは待つだけ。

天板が必要な場合は、大きめの袋に天板とぬるま湯の入ったグラスを一緒に入れます。
いかがでしょうか?
手軽に発酵の工程を進めることが出来るのでオススメです✨
最後に
今回はここまで!みなさんお疲れ様でした!
シナモンベースの生地にレーズンの入ったパンなので、食べる前に少し焼いて、バターを乗せて食べるのもオススメです✨
それではまた次回 K’s Cooking Studioでお待ちしてしています。
参考
- イギリスの春はイースターから🌸
在日米国大使館と領事館「イースター(復活祭) 3月22日から4月25日までの間の日曜日」https://jp.usembassy.gov/ja/acj-holidays-easter/ ↩︎ - 増補改訂 イギリス菓子図鑑 ↩︎
- カメリア「イギリス発祥のパン〜ホットクロスバンズ〜」 ↩︎
- 富澤商店「基本のホットクロスバンズ」 https://tomiz.com/recipe/pro/detail/20170321183943 ↩︎