物語「ホグワーツでも私は私 -2」

ハリポタファン

この物語は「ホグワーツでも私は私」のお話の続きです。
もし「ホグワーツでも私は私 -1」をまだお読みでない方はぜひ先にそちらをお読みください。

第3章 列車は間も無く発車します

カートに積めたもののとにかく荷物が多い。

本当にこの荷物を持っていくのか…
まぁ文句を言っても仕方がない。

時計を見る。10時。
うん余裕だろう。新幹線でもこんなに早く行かない。

確かチケットには11時って書いてあったよな…
うん、大丈夫。だけどこれ何番線発
だ?

“9と3/4番線”

どういうことだろう。と思ったその瞬間、
目の前の人がカートを押して柱に突進するのが見えた。

悟った。
あれが今私のやるべきことだ。
画像:Roy@roy_mm_yk
特急の中はかなり過ごしやすかった。
特にお菓子がおいしかった。

なんて言ったっけな、カエルチョコだ。
口の中が甘すぎる。歯磨きしたいな。

そんなことを思いながらホグズミード駅に着く。

何やら色々話を聞いて、

ついに通う学校が目の前に広がった。

これがホグワーツ魔法魔術学校


思ったよりはるかに大きかった。

その分期待も膨らんでいた。
画像:Roy@roy_mm_yk

第4章 魔法界へようこそ

大きな扉。
「この先が大広間です。
みなさんの寮をここで決めます。」

私たちを案内してくれた教授がそう言った。

「Mr.ユキオ。この扉を開けてください。
カバンが小さいのね。でも貴方だけよ。
ここにカバンを持ってきたのは。」

そう言われて周りを見るとみんな手ぶら。
急に恥ずかしくなった。

それを隠すかのように扉の前に立つ。

ガゴーン

大きな音を立てて扉が開いた。
たくさんの先輩たち、教授がこちらを見ていた。
画像:Roy@roy_mm_yk
ろうそくがぶら下がる天井。重厚感のある石畳。
もう自分が魔法使いになったような気分だ。


そして帽子の前に並ばされる私たち。

「今からこの帽子が寮を決めてくれます」
帽子…?帽子がどうやって決めるんだ?

「Mr.Aaron。前に」

Aaronが椅子に座り、帽子を被せる
「うーん。勉強が好きそうじゃ…」

帽子が喋ったのだ。
組み分けされた人から先輩の元へ走っていく。

私の順番が来た。

「これは難しい。賢い生き方、それでいてユーモアもある。
計画高い故に狡猾さもある。楽しいことを忘れない。
我が道を進み自分の強さを見つけなさい。」

「スリザリン!」

つづく
画像:Roy@roy_mm_yk

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